Alteryx + Tableau連携でアクション回数を補完してみる

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複数の人による複数の行動履歴があるようなデータで、それぞれの人に対してアクションが行われたのが何回目かを表す列を生成する手順をご紹介します。

データを確認しておきます。オーダー日と顧客IDだけピックアップしたデータです。これは、顧客IDごとにまとめてから、オーダー日昇順に並べています。

最終的に作りたいデータはこちら。上から順番に番号を振っていって、顧客ごとのアクションに回数を振る列”OrderSeq”を作りました。

これをAlteryxで作ります。Alteryxでのフローはこちら。シンプルです。

それぞれの青い円のノードでは次の処理をしています。

1. “Preparation”の”Sort”から並び替え
顧客IDごとにまとめて昇順に並び替えし、さらにオーダーされた日が古い方から順に並び替えます。

2. “Preparation”の”Multi-Row Formula”から列生成
顧客IDが1行前と同じであれば+1し、1行前と異なれば1を入れる、という指示を出します。

これだけでOKです!

今回のようなアクション回数の分析は、ETLでのデータ加工なしにTableauだけで実現することもできなくもないです。しかし、計算式がとんでもない長さや量になりかねませんし、最大のアクション回数(ここでは顧客の最大購入回数)をあらかじめ想定しておく必要があるため、データが増えていったときに対応できなくなる場合もあり、現実的ではありません。

ということで、このAlteryxを使った加工をぜひお試しください!

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